2017/06
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舞台「かもめ」を観て。


演劇とはかくも難しい。

土日の2日間、チェーホフ「かもめ」の舞台を観てきました。
チェーホフは高校生の時に「桜の園」を読んだきり。
難解というより、ロシアとの大地感の差とか翻訳ものであるという事が
どうも馴染めない要因ではありましょうが、それをどう租借するかが
今回の重要課題だったのかな。

19世紀末のロシアの美しい湖のほとり。
前衛的な演劇の創作に情熱を燃やす青年トレープレフに藤原竜也くん。
その母でもあり大女優のアルカージナに麻美れいさん。
その若き恋人で流行作家でもあるトリゴーリンに鹿賀丈史さん。
舞台となるソーリン家の当主、アルカージナの兄に勝部演之さん。
青年トレープスが恋する女優志願の美しい娘ニーナに美波ちゃん。
いつも喪服を身にまとうソーリン家の執事の娘に小島聖さん。

この田舎の湖畔のソーリン家に大女優アルカージナが恋人トリゴーリンを
伴って戻ってきたところから本は始まります。
本を書くことで退屈な日常から脱したい青年は母の若き恋人に嫉妬し、
恋するニーナはその流行作家に恋をし、執事の娘のマーシャは届かない
トレープレフの愛に身悶え、噛み合わない様々な思いが綯交ぜになって
舞台は進行します。

チェーホフの戯曲には主役というのがないのですね。
それぞれが色んな想いを秘め、また発露しつつ主役なのであります。
敢えて言うならば、麻美さまでございます。
もう、あなたが出た日には藤原君だって鹿賀さんだってどこかにぶっ飛んで
脇脇でございます。(笑

自分的にすごく興味を惹かれたのは小島聖さん。
何年か前にエレファントマンの舞台で初めて拝見したときも私の持つ
小島さんのイメージをことごとく壊していただきましたが、
その圧倒的な存在感と滲み出る迫真の演技に呆然としました。
しかも、ずっとずっとお美しくなっていらっしゃる。
恐ろしいほどスタイル抜群。わが身の贅肉を思わず掴みそうになる。(笑

ニーナはトリゴーリンの子供を産み、そして亡くし、厳しく果てしない女優の道を
ぎりぎりのところで踏ん張っている。
トリゴーリンはニーナと別れ、大女優と元の鞘に納まり再びソーリン家を訪れる。
トレープレフは新進作家になるものの、再会したニーナへの想いは叶わず、
猟銃で自殺を図る。

その銃声の音だけでお芝居は終わります。
暗転の後、出演者が揃い、笑顔もなく静かに頭を下げ本当に終わります。
二度観なければ、不燃した想いに囚われたかもしれません。
冷静と情熱のあいだという言葉を思い出しました。
冷静かつ沈着に本は進められます。
しかし、人の心に宿る大きな黒いエネルギーは耐え難い苦渋となって
役者というスイッチャーによって爆発したっていう感じですかね。

最高のボードビルショーでありました。
しかし、演劇とはかくも難しい。



この日は九州から友人2人が来てくれたのでもちろん宴会。
事前にお店を探し、ホットペッパーでクーポンまで出力してたのに、案の定忘れて
そこいらのお店に入りました。情けなか・・(笑

Hさんとは2年半ぶりの再会なのに距離感がないって不思議です。
大阪にくる道中色々とトラブルがあったようで本当にお疲れ様なのですが
暫しの時間を楽しく過ごしました。
K嬢とはこの間の西宮以来で、九州に住んでるとは思えないくらい頻繁に
会ってますね。

これ多分、2件目。
最近、お酒がめっぽう弱くなって、ヨッパにならないまでも翌日に残ります。
日曜日の暑かったこと。汗と一緒にアルコールが噴出したような。

幕が開くまで、ご飯食べたりお茶飲んだり、お疲れ足を引きずりながらも
楽しい2日間でした。今度は九州での再会を誓って。


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