2017/06
≪05  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   07≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
小倉?明礬温泉旅日記 ?
*臼杵・磨崖仏(まがいぶつ)編 (2/7)

yukemuri.jpg

朝目覚めると雨が降っていた。
窓外は立ち込める靄と湯煙が渾然となって真っ白だ。
この日は高速を使って臼杵に行く予定で、普段からよく霧のせいで
通行止めになり役に立たない高速なのだと叔母がぼやいていた。
とりあえず朝食をとっていると少しは視界が広がった感じで
高速道路をゆっくりと臼杵の町へ。

大分臼杵市には日本で初めて国宝に指定された磨崖仏がある。
文字通り崖や岩壁に彫られた仏像で、その数59体。
分布的には日本の磨崖仏の8割が大分県に集中している。

大分には阿蘇山の噴火によってできた溶結凝灰岩がいたる所にあり
これが彫りやすく磨崖仏に適しているのが宝庫たる由縁らしい。
特に臼杵の磨崖仏は数的にも技法的にも優れている。
しかし、彫りやすいということは脆いということでもあり
12世紀に作られた磨崖仏群は悠久の時を経て朽ちていったのである。

中でも有名な古園石仏群にある巨大な大日如来像は頭が落ちたまま
地面に放置され、長くその不自然な姿を晒していたのだ。
近年大規模な修復工事が施工され、その頭はちゃんと御体の上へ。
石仏群の上には屋根も取り付けられた。
大日如来の頭が転がっている様を見られた方も多いのではないだろうか。
朽ちるのを止めるためにシリコン注入などの人為的処置がとられた訳だが
自然の石仏に人が手をいれてよいものかと復元の是非をめぐって
大いに揺れたらしい。


dainitinyorai.jpg

ともあれ、拝顔したかった大日如来像は大きく立派で気品に満ちていた。
施された着色は当時のままらしいが、雨のせいか綺麗に発色していた。
他にもホキ石仏群等多くの磨崖仏が現存するが、その顔は慈愛に満ちて
誰もが心洗われるに違いない。
見入っていると突如はらはらと涙がこぼれた。
感動したのか、魂が揺さぶられたのかよくわからないが
何せ水分の多い人間だ。
ここですべてを語るには少々長すぎるので、
みなさん、大分にお越しのせつはどうぞ臼杵にお立ちよりください。

そんなこんなで、そばにあるお土産屋さんへ。
近隣の農家の方で作っているお店があり、覗いてみると
大分名産のかぼすがてんこ盛りで100円也。
ほしい、ほしい?とかぼすを抱きしめると叔母が呆れ顔。
「何するの?」「ぽん酢作る。大阪では1個100円する!」
「来年うちの庭になったかぼすを送るから。そんな重いもの大阪まで
持って帰れないでしょうが。」と大笑いされた。
そして、軽い切干大根をふたりで沢山買った。
おまけに切干大根を使った料理の薀蓄を二人で農家のおばさんに披露し
恐るべし、DNA。あらそえない血脈・・・の摩訶不思議。(笑)

隣にあるお土産屋さんで家用に職場用にと沢山買い込む。
つか、買ってもらった。大分にきてからはずっと子供のようだ。
隣接する休憩所で甘酒をいただく。凍った身体に沁みこむようだ。
「あら、お塩がはいってる。こんなにいれなくても。」
「生姜の量も多いなあ。」
「粘りがあるなあ。もっとさらっとしたほうが旨い。」
いちいち煩い3人組み。黙って飲めんのかい。(笑)
飲みながら、次に行く場所の所在地を確認する。
車に乗り込みナビに住所をいれるものの再び叔父さんはナビと格闘。
あらら、いつになったら覚えられるんだろ。
一眼レフを操り、二科賞の大賞まで受賞した人だよ。
ということはカメラ操作はアナログの領域なのか?
御年、70歳。デジタル化への道のりは遥か遠い・・・

小倉?明礬温泉旅日記 ?へと続く
スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

カテゴリ(未分類を編集中)
My Favorite
最新トラックバック
HALの洗面器内を検索
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。