2017/10
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ヴェニスの商人とおでん屋と。
昨年11月に結婚した若き友人の結婚式と大盛り上がりの2次会を記事にした事が
ありました。その彼女と一年ぶりに兵庫県西宮で再会。



今回「ヴェニスの商人」は、関西では兵庫県立芸術文化センターのみの上演で私もこれに合わせ久しぶりに西宮に行ったという訳です。兵庫県立文化芸術センターは2年前にできたばかりでとても綺麗な広いホール。一年ぶりに再会した新妻は何も変ることなく相変わらず華奢で中ホール前の椅子にちょこんと座って待っててくれていました。


開場時間に入ってパンフレットを買いウロウロしているといきなり音楽が流れてきてヴェニスの商人に出演の役者さんたちが衣装のまんま出てきました。
楽隊のようにヴァイオリンを弾きお客さんの間を転がるように練り歩きます。


今回の演出はイギリスのグレゴリードーランさんで、とんでもないサプライズを
開演前から演出。お客さん大喜び。みんな携帯カメラやデジカメで写す写す写す。(笑
気軽にツーショットにも応じてくれて暫し大盛り上がり。
(↑カメラにポーズの仮面の美女。)


お芝居の詳細は端折りますが、今回バサーニオ役の藤原くんはしのぶさん扮する
ポーシャに求婚する他の男達にも扮していて、これが笑わせてくれる。
会場爆笑の渦でした。とんでもない喜劇役者としての素養もありそうな塩梅です。
シャイロック役の市村さんはもう何も語ることもない。
悲劇のユダヤ人を楽しんでおられる。
ポーシャ役のしのぶさんは8年前に「大正四谷怪談」を観て以来なのですが、すっかり
大人の女優さんになられましたね。色が真っ白でとても華奢な方でした。

長丁場3時間の舞台。
4回目のカーテンコールで全ての観客がスタンディングオベーション。
惜しみない拍手を送りました。市村さんはいつものようにお茶目で観客一人ひとりに
手を振って応えてくれていました。
この方のお客さんを大事にするスタンスがとっても好きです。


さて、ハラヘリーズとしてはお店を探すものの、ここらには繁華街というものが
全くありません。探して居酒屋に入るのですが、今時のリズナブル仕様。
お腹は満たされても気持ち的不燃さが残る。(笑
さてホテルへ戻ろうと知らない道を蛇行してるその時、我々は感知したのです。

おでんの匂いを!

お腹いっぱいだけど入ってみるかい?と、いつもなら決して行くことができない
小汚?い(失礼)暖簾をくぐると、見まごうことなくおでん屋さんでした。
ちょいと場違いな我々ぽいですが、二人なら怖いものはない。

おお?見た目もすごい。でも嬉しい。

居酒屋で生ジョッキと日本酒4合ほど飲んだのに不燃なので何故かシラフな私。
もう閉めたそうな顔の女将さんは無視して、

やっぱこれでしょう??ちんちろちんちろちんちろりん。
でも、おでんの味は最高??ハンペンやらつぶ貝やら色々食べて
ほんまにお腹いっぱい。幸せいっぱい。暖簾入れられたので帰ります。(笑


ホテルに戻り2時頃就寝。
でも、年寄りは朝が早い。5時にならないうちに目が覚めた。

ホテルの窓を開けると虎ファンと高校球児の聖地「甲子園球場」が見える。

ヴェニスの商人の大楽を見届けるために朝早く着いたCさんが我々のホテルに。
これまた久しぶりの対面。嬉しいな、遠く離れてる大事な友人とこうやって会える。
朝ごはんをお洒落なカフェで一緒にとり、再び見える日を約束して束の間の逢瀬。

後ろ髪を引かれながら、新妻のたっての希望で苦楽園に行く予定だったので
別れを惜しみ、我々は一路阪急電車へと。























夏が戻ってきたような暑さで、苦楽園駅から越木岩神社への長い坂をひた登る。
汗が噴出し、眩暈すらする。坂の天辺に神社があるのだ。
高級住宅街でもあるこの辺は大きなお家が並んで、すごーいすごーいを連呼しつつ
昨日食べ過ぎた分を消費するぞと頑張り。

鳥居をくぐると長い石段が続きます。樹木が覆い茂り、さっきまでの暑さが嘘のよう。
樹々が天井を作り、日差しをシャットアウトしてくれています。
ここ越木岩神社は東六甲山麓唯一の霊地で、その天然記念物の森の中にあるため
こんなにも涼やかなのでしょう。
すでに1千年前にその存在が記されており、古い霊験あらたかな神社です。


シンボルである大きく切り立った岩が女体のようにも見えて
子授け、安産の神様でもあります。
ここをぐるりと一周して、そのご利益を頂ます。新妻もなぜなぜ。


そして、来た坂を下るので今度はラクチン。
苦楽園は住宅街ですが、ポツポツとお洒落なお店が点在します。
お腹は減ってないけど、入ってみたいなということで、イタリアンのお店へ。
ランチが3時まであるらしいのでそれを頼んでみました。

彼女はローマ風何とかが添えられてるアーリオオーリオ菜園風パスタ。
ズッキーニとパプリカは細かく切られていて野菜の大きさにバリエーションを
持たせてる。なので、見た目もお洒落。
にんにくの香りが優しくて、こんなに美しくて美味しいアリオリは初めてだ。

私はムール貝、アサリ、ハマグリがミックスされたトマトいっぱいのパスタ。
何と、貝類は超レア。新鮮な証でしょう。トマトソースが絶妙。
こういう料理人のワザを見ると本当に勉強になるなあ?泣きが入りそう。

しかも、お店の温かいパンにテーブルに置かれたオリーブオイルをつけると
すごく美味しい。バージンオイルが優しくて主張してないのだ。
(いつも如何に安いものを使ってるのかがよくわかる。笑)


オリジナルパン2種、野菜サラダ、選べるメインパスタ、グレフルジュース(私は)に
お店オリジナルのベークドチーズケーキ生クリーム添え。
そして、チーズケーキは甘みがほとんどなく仄かな生クリームの甘さでいただきます。
もう入らないくらい食べて、これでたったの1,050円。
しかも、ランチだからと言って次々出てこない。私達の食べる進行を見ながら
ゆっくり料理を出してくれます。これには驚きました。
別れたCさんにも食べさせたかった。

お礼を言って出ようとすると、お姉さんがドアを開けて、外まで見送ってくれました。
「またのお越しをお待ちしております。」

側だったら毎日来ますって。(笑

パスタの美味しさに感動して、破格の値段にも感動して、お店の応対にも感動して
おでん屋といい、このレストランといい、副産物だけど美味しい1泊2日の旅だったな。

寄り道をしたので慌てて電車を乗り継ぎ、新妻は遥か鹿児島へと。お疲れさま。
そして私も家に戻り早くから爆睡。で、5時前に目覚める年寄りと・・(笑


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